タレント・ショー (Talent Show)
今日は、夜７時から、小学校PTA主催のタレント・ショー (Talent Show)があった。昨年までは、なんだかよく分からない行事の一つだったが（そんなのばっか！）、今回は子供が友達に誘われて出演するとの事だったので、家族で出かけてみた。
これは毎年一回この時期に小学校のジム（体育館）で行われ、日本の小学校の「学芸会」に相当するものだが、いくつか違う点がある。
まず、学校ではなく、PTAが主催であること。従って、出演者、プログラムの決定、宣伝等は全てPTA有志のお父さん、お母さんが主体となって運営される。25¢でクッキーや飲み物が売られる。次に、基本的には、出たい（発表したい）子供が出る。レベル、内容は一切問われない。従って、はっきり行って家の練習レベル、つまり間違えたり、つっかえたりする程度のピアノや、ギターでも実に堂々と、そして何より観衆、聴衆が実に暖かく見守り、時に盛り上げてくれる。
子供達はかわいらしくお化粧したり、ドレスを着て本当に楽しそうだった。さんまのカラクリTVで、外国の子供達のお笑い映像が出ることがあるが、このタレントショーのハプニングを映しているものだと思うし、どのようなものか想像できると思う。
夜の7時から始まって35組、約2時間で終わったが、高学年の女の子達のダンスは素晴らしく、4年生、5年生になると本当にませて、大人になっていることが分かる。
我が家の息子は、5年生男子伝統の「バナナ ダンス」にでた。どんなものかと、親ばかでビデオまで用意していたが、5年生男子2/3くらいが参加して、「2001年宇宙の旅」のテーマ曲にのせてバナナを剥き、食べ、剥いた皮を観客に投げつけるといった、他愛もないものだが、なぜか大受けしてフィナーレとなる。最終学年男子による、いわゆる伝統芸！らしい。
最後はその5年生達が会場の皮を拾って、椅子を片付けてお終い。
ろくろく練習もしていないようだし、先ほど述べたように決してレベルの高いものでないが、皆で盛り上がって、人前で発表することの楽しさを学ぶことに主眼があるようだ。
ダンスにしても、ピアノにしても、こういった楽しい場を経験することで、続けて行く力にもなるし、上手になっていくのではないかと思った。
- さんまのからくりTV
