お花見

この一週間、本当に暖かく初夏に近いような快晴の毎日だった。

シアトルは桜が多いと聞いていたが、本当に様々な種類の桜が、今年は穏やかな天気に恵まれていたせいか、早い時期から咲き出した。日本では生まれた時から東京に住んでいたため、桜は本当に短い期間のうちに一気に咲き、あっという間に散ってしまうものと思っていたが、こちらでは様々な色や咲き方の桜を楽しむことができる。

桜と言えば”お花見”！！天気も良かったので、有名なワシントン大学 (Univesity of Washington) の中庭（The Quadと呼ばれる）にお花見に行った。今年で３回目のチャンスだが、昨年まではタイミングよく観ることができなかったので、今年は楽しみたいね、と家族で話していたところだった。年毎に家族の心に余裕ができてきたのかもしれない。

平日だと関係者以外の駐車が制限されるが、日曜日は開放される。正面から入って直ぐの場所（Lot N1)に運良く車を止めることができた。

のんぶりと歩きながら中庭に入ると、大勢の人が桜を観に繰り出していて、思い思いに楽しんでいる。家族や、カップル、友達同士で写真を撮っている人も多い。ここの桜は、何十年か前に日本から送られたものとのこと。老木となっているが、桜は八分から九分咲きで、本当に綺麗だった。
韓国人のグループが桜の木下にシートを敷いてお弁当を食べながら、所謂「正しいお花見」をしていた。ワシントン州は子供が自由に出入りできるような公共の場での飲酒が制限されているため、飲んで、騒いで、はできないが大いに盛り上がっていた。桜を見ながら交流を深めるという習慣は、東洋的なことなのかもしれない。種類によってはこれから咲き始めるようなものもある。来週には満開になると思う。

写真は、我が家の桜。この家を借りた際、まさか桜があるとは思ってもいなかった。

＜花の咲いている様子＞
http://www.washington.edu/newsroom/tour/lib_quad.html

その他、ワシントン州で桜が有名な場所は、Washington Arboretum公園で、ワシントン湖西岸、ワシントン大学の直ぐ南にある。

＜Washington Arboretum公園＞
http://depts.washington.edu/wpa/general.htm

日本より気温の変化が大ききくないせいか、比較的長い時間ゆっくりと楽しめるはずだ。