ハロウィーン

Kuniko342005-10-31


今日は、ハロウィーンHalloween)。
最近、日本でも知られるようになってきているが、日本人にはイマイチよくわからない行事の一つではないだろうか?


もともとハロウィーンは、キリスト教万聖節(Hallowmas, All Saints' day)のイブのことで、昔のケルト人の宗教的行事がキリスト教に取り入れられたとのこと。家庭では、かぼちゃの中身をくりぬき、目鼻口をくりぬいたちょうちん(Jack-o'-lantern)を作り、家の入り口をお化け等で飾り付けをする。近所には、毎年本当にすばらしい飾り付けをする家があって、近所の話題になる。(屋根に大きな蜘蛛が乗っかり、庭には怪しい怪物が蠢く。)
子供たちは、夜になると思い思いの格好(幽霊や怪物、小さい女の子は、なぜかお姫様とか)をして近所の家を訪ね歩き、Trick or treat?」(いたづらされたい? いやならお菓子を頂戴)という決まり文句を言ってお菓子をもらう。仮装は、家のまわりを徘徊する悪霊たちが、その姿を見て驚いて逃げていくようにするためだったというが、お姫様や、かわいい着ぐるみの赤ちゃんの姿は、どう見ても趣旨に反しているのでは?と思う。でも、小さい子供は、ちょっとお化粧をしたりしていて、本当に可愛い。

仮装や家の飾りつけの品々は、本当に種類が多く、また驚くほど安い値段でFred Mayer、Johan、Micheals等のお店で手に入れることができる。


当然、宗教的な行事なので、どの家庭も参加するわけではない。一方、キリスト教以外の家庭(我々多くの日本人とか)も、喜んで参加している。多くの人は、あまり意味を知らずに楽しんでいるのが実情のようだ。実際、ダウンタウンの酒場では、若いグループが仮装パーティで盛りあがっているらしい。

子供たちは大人と一緒に夕方6時頃から家々を廻りはじめ、8時頃には終わる。渡せるお菓子がなくなったら終了して、電気を消しておくと訪ねてこない。

昨年は90人くらい来たが、今年は月曜日であったこと、雨が降っていたこともあり、半分以下の40人位がお菓子をもらいにきた。
今年息子は「オペラ座の怪人」に扮していたが、宿題が終わらない!!と言って、家でお菓子を渡す役に専念していた。家内は、寒い思いをしないですむと、喜んでいた。。


ハロウィーンが終わると、いよいよ冬。来週でミドルスクールの第一四半期も終わり。今まで、ハロウィーン一色だった店の飾り付けが、一夜で変わりサンクスギビングそしてクリスマスへ向けて盛り上がっていく。