最近、毎日霧が発生する。今日もお昼になったが、まだ霧が晴れない。
ここシアトルでは、10月になると毎日シトシト雨が降り、ハロウィーンの頃、朝晩の冷え込みが最も厳しくなる。そしてその後サンクスギビングが近づくころは、朝はものすごく濃い霧で、午後からきれいな秋晴れが見られるようになることが多い。
こうなってくると、マツタケのシーズンもそろそろ終わり。去年は10年に一度の大豊作だったが、今年は数も少なく値段もちょっと高い。(とはいっても、1ポンド15$〜30$くらい。日本では二度と味わえないなー。)

さて、今週末はいよいよサンクスギビングの4連休。今年はどこにも出かける予定はないが、家族で何をしようか?楽しみ。

久しぶりに読み返した文庫の中にあった一節。
この大西元早稲田大学ラグビー部監督の言葉の持つ意味は、幅広く奥行きが深いと思う。日々の社会人生活でも応用できる。管理職、チーフ、リーダーと言った「コーチング」が必要な人たちもよく吟味し、心に留めておく言葉だろう。
自分だったら、どう使おうか?

大西さんは、早大ラグビー部の伝統について「緊張と創造と継承の精神だ」と明言する。ワセダラグビーは、常に緊張感みなぎる練習をし、周知を集めて研究に励み、その成果を後輩に伝えていく、と言うことだ。

  「大西鉄之祐と早稲田ラグビー」、共同通信社、藤島勇一
  「早稲田ラグビー」、朝日新聞社編、朝日文庫より


映画「レジェンド オブ ゾロ」

今日は、サッカーの試合に負けたことも有り、元気が無いので、久し振りにベルビュー、クロスロードのモールまで、映画を見に行った。


モールにある映画館は、いわゆる「メガ・コンプレックス」という作りで、全体で10スクリーンほどで色々な種類の映画をずいぶんと安い料金でやっている。
日時、時間帯にもよるが、週末の昼間でも大人$7くらいで新作が見ることができる。その代わり、飲食物の持ち込みはダメで、全て館内で購入する。(これは日本でも同じ?)

ポップコーン(ミドルサイズ)+ジュース(ミドルサイズ)で、$10これで、親子で十分(ジュースも分け合える)な量になる。高いか?、安いか?ビミュー
ポップコーンはスーパーサイズもあるが、本当に紙の「バケツ」に入ってくる。結構人気で、抱えて席に着く人が多い。(このサイズを抱えている人は、やっぱり体もスーパーだったりする。)


ちなみに、日本ではあまりないと思うが、ポップコーンを頼むと必ず「バターは?」と聞かれる。最初「???」だったが、暖かいポップコーンの上に、溶けたバターをたっぷりかけてくれるサービスがある。手がべとべとになるだろうに。。。アメリカ人が、巨大化する理由が良くわかる。


今回は、「チキン・リトル」と「レジェンド オブ ゾロ」が候補に上がったが、上映開始時間の関係で、「レジェンド オブ ゾロ」を見ることとした。

内容は、、、まー「メキシコ風アメリカンスタイルちゃんばら」でしょうか?
CGも多用して映像に迫力があり、ハラハラ、ドキドキもあり、それなりには楽しめます。



来週は、いよいよ「ハリーポッター、炎のゴブレット」が始まる。こちらのほうが、楽しみ。。。

ハロウィーン

さすがにミドルスクール(中学校)ではなかったようだが、昨年まで通っていたエレメンタリースクール(小学校)では、ハロウィーンの時期になると、幾つかの催し物が開かれた。

まず、放課後かぼちゃを持ち寄って、Jack-o'-lantern作り。

夕方親子で小学校のジム(体育館)にかぼちゃを持って集まる。かぼちゃの中身をくりぬき、目鼻口をくりぬいたちょうちんを作る。このために必要な型紙、ケービングと呼ばれるかぼちゃの中身をくり貫く道具、カッター等は用意されている。慣れた親子は、ものの20分ぐらいで一個作り上げる。
別に、出来栄えを競うわけではなく、みんなで出来上がったものを見て廻って、写真を撮ったりしてなんとなく終わり。どんな出来栄えでも、「クーール!!」とか言って誉めあっているところが、なかなか良い。それぞれ自宅に持ち飾り、玄関に飾ることになる。
初めて自分で作ってみたが、これが中々楽しく、家で飾るとなんとなく「やった!」という気分になる。


クラスでは、もちろん宗教行事の一種なので必ずではないが、仮装してきてもよい日が一日ある。時にはクラスマザーが、パンプキンのお菓子などを作ってきて、子供たちに振舞うこともある。


事前にフライヤー(お知らせ)が配られるので、特に仮装してきても良い日がいつか?に注意しておいたほうが良いと思う。

ハロウィーン

Kuniko342005-10-31


今日は、ハロウィーンHalloween)。
最近、日本でも知られるようになってきているが、日本人にはイマイチよくわからない行事の一つではないだろうか?


もともとハロウィーンは、キリスト教万聖節(Hallowmas, All Saints' day)のイブのことで、昔のケルト人の宗教的行事がキリスト教に取り入れられたとのこと。家庭では、かぼちゃの中身をくりぬき、目鼻口をくりぬいたちょうちん(Jack-o'-lantern)を作り、家の入り口をお化け等で飾り付けをする。近所には、毎年本当にすばらしい飾り付けをする家があって、近所の話題になる。(屋根に大きな蜘蛛が乗っかり、庭には怪しい怪物が蠢く。)
子供たちは、夜になると思い思いの格好(幽霊や怪物、小さい女の子は、なぜかお姫様とか)をして近所の家を訪ね歩き、Trick or treat?」(いたづらされたい? いやならお菓子を頂戴)という決まり文句を言ってお菓子をもらう。仮装は、家のまわりを徘徊する悪霊たちが、その姿を見て驚いて逃げていくようにするためだったというが、お姫様や、かわいい着ぐるみの赤ちゃんの姿は、どう見ても趣旨に反しているのでは?と思う。でも、小さい子供は、ちょっとお化粧をしたりしていて、本当に可愛い。

仮装や家の飾りつけの品々は、本当に種類が多く、また驚くほど安い値段でFred Mayer、Johan、Micheals等のお店で手に入れることができる。


当然、宗教的な行事なので、どの家庭も参加するわけではない。一方、キリスト教以外の家庭(我々多くの日本人とか)も、喜んで参加している。多くの人は、あまり意味を知らずに楽しんでいるのが実情のようだ。実際、ダウンタウンの酒場では、若いグループが仮装パーティで盛りあがっているらしい。

子供たちは大人と一緒に夕方6時頃から家々を廻りはじめ、8時頃には終わる。渡せるお菓子がなくなったら終了して、電気を消しておくと訪ねてこない。

昨年は90人くらい来たが、今年は月曜日であったこと、雨が降っていたこともあり、半分以下の40人位がお菓子をもらいにきた。
今年息子は「オペラ座の怪人」に扮していたが、宿題が終わらない!!と言って、家でお菓子を渡す役に専念していた。家内は、寒い思いをしないですむと、喜んでいた。。


ハロウィーンが終わると、いよいよ冬。来週でミドルスクールの第一四半期も終わり。今まで、ハロウィーン一色だった店の飾り付けが、一夜で変わりサンクスギビングそしてクリスマスへ向けて盛り上がっていく。

失敗に対して真摯な反省がなく、またやり直せばいいと考えるのは典型的な大企業病。危機意識の欠如が「ばら色の計画→そこそこの実行→惨めな結末」という負のスパイラルを招く。


後藤卓也、花王会長、2005/9/19、日経ビジネス、経営者の眼